損害を鑑定するプロ。
鑑定人とは事故や災害に遭われた建物や設備の損害を鑑定し、その金額を算定するプロフェッショナル。
正式名称は「損害保険登録鑑定人」。損害保険における保険金は、鑑定人により算定された金額をもとに支払われるので、鑑定というお仕事は損害保険においてとても重要な役割を担っています。また評価鑑定と呼ばれる、事故が起きる前に保険の対象の価値を評価する仕事もあります。いずれの鑑定でも、大切なのは公正で中立な姿勢です。
活躍の舞台は損害保険業界。
鑑定人の舞台は、保険業界のなかでも「損害」に対する保険の分野。病気やケガなどによる「身体的リスク」に備える生命保険とは違い、事故や災害による「モノ」への損害を補償する保険の分野で活躍します。被害に遭われた方々に、適切にそしてスムーズに保険金が支払われるよう、鑑定人は奮闘。実際のお取引先となるのは、大手損保会社をはじめとした保険会社や共済。欠かせないパートナーとして、鑑定人たちは力を発揮します。
ご契約者様にも向き合う。
保険会社とお取引をしていくのはもちろん、鑑定人は実際に被害に遭われた保険契約者様にも対面します。丁寧にヒアリングを重ねながら、被害を中立な立場で公正に判断。現場における鑑定だけでなく、被害に遭われた方の心情にも配慮します。また、訪問先も個人のお宅から、工場、特殊な施設・設備など、多岐にわたります。そこで得た知見や経験は、鑑定人としての確かな財産となり、その後の鑑定に大きく役立ってきます。
鑑定人のはたらきを
スライドでみてみよう!
資格取得が始まりです。
鑑定人としての歩みは、資格を取得することから始まります。資格は一般社団法人 日本損害保険協会が実施する認定試験に合格することで得られます。認定試験は技能ランクごとに3級から1級まであり、新卒で入社された方はまず3級の合格を目指します。電気、機械、建築など、幅広い試験科目に心配になる方も多いと思いますが、ご安心ください。内山鑑定は資格取得へのバックアップ体制がとても充実。内定時には試験勉強会を開催します。
試験概要は以下のとおり!
資格 | 試験月※1 | 試験科目 | 合格基準 |
---|---|---|---|
1級 |
1月 |
全6科目 ①保険・一般常識 ②建築 ③電気 |
各科目ともに100点を 各科目単位で70点以上※2 |
2級 |
7月 |
全5科目 ①保険・一般常識 ②建築 ③電気 |
各科目ともに100点を 各科目単位で70点以上※2 |
3級 |
1月 |
全3科目 ①保険・一般常識 ②建築 |
各科目ともに100点を 3科目とも60点以上 |
- ※11級・2級は年に1回、3級は年に2回、試験日が設定されています。
- ※21級・2級は1科目ごとに合格することができ、過去に合格した科目は次回以降の鑑定人試験においても有効です。
さらに詳しい情報はこちらでご確認ください。
働く楽しさは、
ひとつじゃない。
保険やモノに関する幅広い知識を得られたり、多様な業界の実態を知れたり、鑑定人として働く楽しさは、様々です。働く環境が整っている内山鑑定なら、さらにあなたらしさも活かせます。例えば、調べものや計算が得意、好奇心が旺盛、人にものを教えるのが好き、計画を立てるのが上手、など。あなたにとっては特別ではないことが活かせる可能性が充分にあります。